本日もリスニング日和
このサイトは 放送同時通訳者の管理人が、通訳訓練の手法を応用して、英語上級者の皆さんがさらにリスニング能力を鍛えるためのトレーニング習慣を提供していきます。
一流スピーカーによるライブ発言を使って、シャドーイングやリプロダクションといった通訳訓練を活用したトレーニングを続けましょう。一般英語学習者にも効率よく役立てていただけるよう、上達のコツをお伝えします。
同じ音声を使って、シャドーイングを練習するシャドーイング編、リプロダクションを練習するリプロダクション編があります。どちらでも好きな方から始めてよいのですが、難易度からいってシャドーイング編からこなすのをお勧めします。
今週はシャドーイング編、来週はリプロダクション編、などと決めて、毎日少しずつすすめることを想定していますが、ペースは皆様におまかせします。
英語ノンネイティブの皆さんが、ネイティブのライブな英語を聞きとれるようになるための上達のヒントにしてくださいね!ではさっそくスタート!
このサイトが目指すのは?
管理人は放送同時通訳という仕事をしています。この業界では珍しい(が、時々は存在する)英語non-nativeです。
管理人がnon-nativeのくせに放送同時通訳をやれているのは、それなりの訓練を積んできたからです。
そこで、これまで培ってきた”ノンネイティブがネイティブ感覚のリスニング能力を身につける訓練方法”を、広く共有したいと思います。
ちなみに”放送同時通訳”って何かというと。
皆さん、テレビで見る機会があるかと思いますが、米国の大統領の記者会見中継とかで同時通訳がついていて、「同時通訳○○△△」と名前が出ますでしょ?あれの人です。
人数の多い職業ではないので、きっとどこぞでお会いした(声と名前だけね)ことがあるかもしれません。大人のしがらみでお仕事をしているテレビ局名、番組名など伏せますが、キャリアかれこれ数十年、”割とメジャーなところでやっております”と申しておきます。よろしくお願いいたします。
通訳訓練を応用したリスニング練習を習慣に!
通訳学校で行う専門の通訳訓練は、それはそれは辛く厳しいもの・・・。生徒さんはあまりの厳しさにヘトヘトになり、文字通り討ち死にする方も。
なぜ、そんなに難しいのか?
それは、そもそも高度な英語力(リスニング能力、語彙力、文法知識、その他もろもろ)が必要なのに加え、他にも色々必要で、技術を体に叩き込むのが大変だから。例えば・・・
<一語一句精密に聞きとる力> これがナチュラルにできないと、ガバガバ通訳に。
<1回聞いただけで瞬時に理解する力> 「すみませーん、今何て言ったの?」ってお客さんにそうそう聞けませんからねぇ。同時通訳なら言わずもがな。
<何分続けて話されても覚えておく記憶力> 話を切ってくれない人だと通訳って辛いよね。
<反射的な翻訳能力><専門用語のボキャブラリー> <行間を悟・・・
もういいや、書き切れない。 その他もろもろ問われるんです。それに日本語能力も英語と同じだけ必要ですね。
こうした高度で厳密な技術を鍛錬する通訳訓練のメソッドは、
英語上級者の英語力をさらに伸ばすため、
特に、実社会、ビジネスの世界の活きた英語、複雑で難易度の高い英語に太刀打ちできるネイティブ感覚の英語力を身につけるために、
効率的で、確実で、精度の高い方法なのです。
このサイトは、辛く厳しく面倒なところはすっ飛ばし、一般の英語学習者にとって有益な部分のみに絞ったリスニング訓練をご紹介したいと思います。
特に、
<英語を一語一句精密に聞きとる力> <1回聞いただけで瞬時に理解する力>を鍛えていきましょう。
世界の要人をはじめとする、PUBLIC SPEAKING=公の場できちんとした話を披露する訓練を受けたプロ達のライブ発言をピックアップし、シャドーイングやリプロダクション等を行います。効果を高めるためのプロ通訳ならではのコツをお伝えします。
英語上級者の方はもちろん、上級者を目指す方、ブロークンでナチュラルでスピーディーな英語は苦手な方、リーディングとかは出来るのにリスニングだけ駄目な方、歓迎します!上質なPUBLIC SPEAKINGを学びたい方にも!
これだけは頑張って!トレーニングの掟
毎週こつこつ続けること。指示を守って正しい方法で進めること。それだけ。ではリスニング日和でリスニング習慣、楽しんでください!