シャドーイング編

no.65シャドーイング編 マルコ・ルビオ国務長官 声明 Secretary of State Marco Rubio’s Remarks following Saudi Meeting

こんにちは!本日もリスニング日和ですね!

今回のリスニング日和は、トランプ政権で国務長官Secretary of State(日本で言う外務大臣)になったマルコ・ルビオさんです。ウクライナ戦争終結を目指し、サウジアラビアで開催されたウクライナとの高官協議に臨んだ後、ウクライナが米国が提案した30日間の停戦案を受け入れたことを明かした時の音声で練習します。

ルビオさんは、長年上院議員をしてきた人で、大統領選挙に立候補した経験もあり、2016年の大統領選挙ではトランプさんとやりあってボコボコにされていた記憶あり。今回はトランプさんに協力し、重要閣僚にもなり、サクサクバリバリ仕事をこなしています。個人的な勝手な印象ではルビオさんはずっと議員=あんまり動かない人というイメージがあったので、長官就任後のめまぐるしいフットワークに驚いたのと、それ以上に、私恨があったとしてもわきにおき、現実主義で仕事をこなしているのは、見習いたいところ。でも本当はどう思っているのか、聞いてみたいです。

ネイティブ英語の聞き取りを強化するシャドーイング編。<一語一句精密に聞きとる力>を鍛えましょう。単語1つ1つをセパレートして聞きとれるようになったら成長を実感できるはず。

<1回聞いただけで瞬時に理解する力>を鍛えるリプロダクション編はこちら

準備:ヘッドホンをつける。自分の声を録音するレコーダー。 (英文スクリプトと日本語訳は一番最後にあります。必要に応じプリントアウトをして下さい。)

今回は冒頭から1分くらいまでを使って練習します。

①First Shadowing 録音なし

まずは腕試し。スクリプトを見ずに初見シャドーイングをしてどこまでついていけるか、挑戦してください。ここではまだ自分の声を録音する必要はありません。英語音声を再生し、聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音するよう心がけましょう。/

今回は原稿を予め作ってきて読みあげているスピーチではなく、たぶんアドリブで話しています。ゆえにスピードが速い、そしてちょっとフランク、しかし分かりやすい英語です。

シャドーイングの詳しい説明はこちら

②Transcript Check

英文スクリプトをみながら音声を聞き、内容を確認しましょう。聞こえていなかった単語はありますか?聞こえていたけど口が追い付かなかった部分もチェック。早めのスピードなので、まずスクリプトを音読して口を慣らすとよいですよ。

③Trial Shadowing & Performance Check 

さあ、繰り返し練習です!英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングしましょう。自分の声を録音して、全ての単語を発声できているかチェックしましょう。ついていけなかった部分、聞こえなかった音があれば、やはりスクリプトを音読してから再度挑戦するとやりやすいと思います。

④Final Shadowing 

最後に仕上げのシャドーイングを。英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングします。この④は、翌日復習のために行うのもよいですよ。英語の音を耳で覚える、記憶の定着です。

丁寧にやってみると、結構骨の折れる作業ですね。でも割いた労力の文だけ、リスニング力がアップしているはず。マスターできるまで、繰り返し練習してみてくださいね。

リプロダクション編はこちら!

リスニング日和でリスニング習慣、頑張ってください!

以下、スクリプトと抄訳です。

Well, as has been clear from his first day as President, even as a candidate, President Trump is a President who wants to be a President of peace.  His goal in this entire process has been to bring about an end to this war.  It’s a terrible war, a costly war, a bloody war, and his number one interest is ending this war once and for all.

Today we’ve made an offer that the Ukrainians have accepted, which is to enter into a ceasefire and into immediate negotiations to end this conflict in a way that’s enduring and sustainable and accounts for their interests, their security, their ability to prosper as a nation.

I want to personally thank – we both want to thank – the King of Saudi Arabia, his majesty, for hosting us, for making this possible.  They’ve been instrumental in this process and we’re very grateful to them for hosting us here today.  And hopefully we’ll – we’ll take this offer now to the Russians, and we hope that they’ll say yes, that they’ll say yes to peace.  The ball is now in their court and – but again, the President’s objective here is, number one, above everything else, he wants the war to end.  And I think today Ukraine has taken a concrete step in that regard.  We hope the Russians will reciprocate.

大統領就任初日から、そして選挙戦中からも明白であった通り、トランプ大統領は平和の大統領になることを目指しています。このプロセス全体における大統領の目標は、この戦争を終わらせることでした。ひどい戦争、大きな被害をもたらす戦争、血みどろの戦争です。この戦争に終止符を打つことは、大統領の最大の関心事です。

本日、ウクライナはこちらの提案を受け入れました。永続的かつ持続的な戦争の終結、そしてウクライナの利益、安全、国として繁栄する能力を守る形で、即時停戦と和平交渉に入るという体案です。

今回の協議を開催し、このようなことを可能にしてくださった、サウジアラビア国王陛下に感謝します。一連のプロセスにおいて大きな役割を果たしてくださいました。受け入れていただいたことに、本当に感謝しています。

この案をロシア側にも提案したいと考えており、平和へのイエスをもらえると望んでいます。ボールはロシア側にあります。とにかく、大統領の目的は、何よりも戦争を終わらせることです。そして、本日ウクライナはそれにむけた具体的な一歩を踏み出したと考えます。ロシア側にも同様の対応を望みます。

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