シャドーイング編

no.21シャドーイング編 アンドリュー・クオモNY州知事 NY Governor Andrew Cuomo on His COVID Regrets

こんにちは!本日もリスニング日和ですね!

今回のリスニング日和は、新型コロナウィルスの感染者が米国で最多となっているニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事のインタビューです。毎日のように記者会見を行い、州民と連邦政府に対策を訴え続けてきました。いつもは早口のクオモ知事ですが、このインタビューはとてもゆっくり。そして文章は短く単純。難しい課題に取り組み続けてきた皆様、今回は少しリラックスして訓練できますよ。歯ごたえなさ過ぎたらゴメンナサイ。クオモ知事には同じ顔した元NY州知事のお父さん(故人)と、やはり同じ顔したニュースアンカーの弟(no3, n04ブティジェッジ氏の回に出てます)がいます。話し方も似てます。では今回も頑張ってください!

ネイティブ英語の聞き取りを強化するシャドーイング編。<一語一句精密に聞きとる力>を鍛えましょう。単語1つ1つをセパレートして聞きとれるようになったら成長を実感できるはず。

<1回聞いただけで瞬時に理解する力>を鍛えるリプロダクション編はこちら

準備:ヘッドホンをつける。自分の声を録音するレコーダー。 (英文スクリプトと日本語訳は一番最後にあります。必要に応じプリントアウトをして下さい。)

①First Shadowing

英語音声を再生し、スクリプトは見ず、聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音する。腕試しです。ここではまだ自分の声を録音する必要はありません。

シャドーイングの詳しい説明はこちら

②Transcript Check

英文スクリプトを見ながら英語音声を聞き、内容を確認する。

③Trial Shadowing & Performance Check 

英語音声を再生し、スクリプトは見ないで再度シャドーイング。聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音する。しっかり発音できているか、抜けている音はないか、聞きとれていない箇所はないか、確認するため、自分の声を録音しておき、スクリプトと照らし合わせてチェックする。

④Training Shadowing

ここが一番重要! ③で正確に発音できなかった部分を再度練習する。必要ならスクリプトを見ながらシャドーイングして、最終的にスクリプトを見ないでもついていけるまで練習する。自分の声を録音して確認する。

いかがですか?いつもよりやりやすいと思いますので、自分に厳しく、ハードルをあげてやってみましょう。物まねのプロになったつもりで音を真似て、クオモ知事の発音に近づけてください。シャドーイングを録音して聞くと、やたら早口の日本語英語になりがちですが、それはどーかと思います。普通に英語をしゃべってるみたいに聞こえるシャドーイングを目指しましょう。

⑤Final Shadowing 

仕上げのシャドーイング。英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングする。録音した自分のパフォーマンスを再生しチェックする。

リプロダクション編はこちら!

リスニング日和でリスニング習慣、頑張ってください!

以下、スクリプトと抄訳です。

Anchor : If you could go back and change two things that you did personally, what they would be?

Andrew Cuomo, NY Governor : When we heard in December that China had a virus problem and China said basically, “It was under control, don’t worry,’ we should have worried. But where was everyone, Jonathan, when China says, “Don’t worry.” I have a fire in my backyard, you don’t hang up the phone and go back to sleep, right? You get out of your house and you walk two houses over to make sure I have the fire under control. Where was every other country walking out of their home to make sure China had it under control?

That was December. January, February, where was everyone? Maybe the United States was waiting for the World Health Organization or the World Health Organization was wating for the National Institute of Health. Or somebody was waiting for the U.N.. I don’t know.

But I wish someone stood up and blew the bugle. And if no one was going to blow the bugle, I would feel much better if I was a bugle blower last December and January, even though no one danced to the music I would feel better sitting here today saying, “I blew the bugle about Wuhan province in January.” I can’t say that.

アンカー:自分の取った行動で、戻ってやり直せることを2つあげるとしたら、何ですか?

アンドリュー・クオモNY州知事:去年12月、中国が”ウィルスが発生中だが抑え込んでいる、心配ない”と言った時、我々は心配すべきでした。しかしです、ジョナサン、あの時、他の皆はどこにいたのでしょうか?自宅の裏手で火事が起きたら、ああそうですかと電話を切ってベッドに戻りますか?家から飛び出し2軒先まで知らせて、火事を抑え込もうとします。あの時、中国がウィルスを抑え込めるよう自宅から出てくるはずの他の国はどこにいたのでしょうか?

あれが12月でした。1月と2月、皆はどこにいたのでしょう?米国はWHO世界保健機関が動くのを待っていたのかもしれません。またはWHOは米国国立衛生研究所が動くのを待っていたのかもしれません。或は国連が動くのを待っている人もいたかも。さあどうだかね。

そこで誰かが立ち上がりラッパで警告の合図をしてほしかったと思います。12月1月の時点で誰もラッパを吹かないからと私が吹いていたら、今もっとよい気分でいられたでしょう。私のラッパで動いてくれる人が誰もいなかったとしても、自分が武漢の省について警告のラッパを1月に吹いたのに、と今言えるからその方がずっと気分がよかったはずです。でも(そうでないので)そのようには言えません。

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