no.57シャドーイング編 ジャスティン・トルドー首相ハマスを非難 Justin Trudeau condemns pro-Hamas rallies in Canada
今回のリスニング日和は、カナダのトルドー首相の発言です。久しぶりの更新なので、軽めの内容(テーマは重いけど)でお送りします。2023年10月7日、イスラエル南部でイスラム組織ハマスによる奇襲攻撃が発生し、その後イスラエル軍が猛反撃しています。国際情勢と悲しみと憎しみとその他のあらゆる要素がぐちゃぐちゃに絡み合う悲惨な状況の中、ハマス側を支持する集会pro-Hamas rallyが行われたことを非難する発言でした。ゆっくりと、しかし力強く、シンプルな構文で、メッセージを伝えています。このスピーチを覚えることで役立つようなシチュエーションが日常生活にあるのか・・・あっちゃいけんような気がしますが、1語1語はっきり明確に発音するタイプの堂々としたスピーキングは参考になるのでは。
ネイティブ英語の聞き取りを強化するシャドーイング編。<一語一句精密に聞きとる力>を鍛えましょう。単語1つ1つをセパレートして聞きとれるようになったら成長を実感できるはず。
<1回聞いただけで瞬時に理解する力>を鍛えるリプロダクション編はこちら
準備:ヘッドホンをつける。自分の声を録音するレコーダー。 (英文スクリプトと日本語訳は一番最後にあります。必要に応じプリントアウトをして下さい。)
①First Shadowing 録音なし
まずは腕試し。スクリプトを見ずに初見シャドーイングをしてどこまでついていけるか、挑戦してください。ここではまだ自分の声を録音する必要はありません。英語音声を再生し、聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音するよう心がけましょう。/
しっかりついていけたかな?おいてかれた時は、入れるところから再度インすればよいですよ。/
②Transcript Check
英文スクリプトをみながら音声を聞き、内容を確認しましょう。聞こえていなかった単語はありますか?聞こえていたけど口が追い付かなかった部分もチェック。音読して口を慣らすとよいですよ。
③Trial Shadowing & Performance Check
さあ、繰り返し練習です!英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングしましょう。自分の声を録音して、全ての単語を発声できているかチェックしましょう。ついていけなかった部分、聞こえなかった音があれば、やはりスクリプトを音読してから再度挑戦するとやりやすいと思います。
④Final Shadowing
最後に仕上げのシャドーイングを。英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングします。この④は、翌日復習のために行うのもよいですよ。英語の音を耳で覚える、記憶の定着です。/
丁寧にやってみると、結構骨の折れる作業ですね。でも割いた労力の文だけ、リスニング力がアップしているはず。マスターできるまで、繰り返し練習してみてくださいね。
リスニング日和でリスニング習慣、頑張ってください!
以下、スクリプトと抄訳です。
The glorification of death and violence and terror has no place anywhere including especially here in Canada.
So let me be very clear. Hamas terrorists aren’t a resistance, they’re not freedom fighters, they are terrorists. And no one in Canada should be supporting them, much less celebrating them.
Canada unequivocally and in the strongest possible terms condemns these terrorist attacks perpetrated by Hamas. We stand with Israel and reaffirm its support for Israel’s right to defend itself, in accordance with international law.
死、暴力、テロの美化が存在しうる場所はどこにもなく、特にここ、カナダでは決して許しません。
明確に言います。テロ組織ハマスはレジスタンスでも、自由戦士でもない、テロリストです。カナダで何人たりとも彼らを支持したり、ましてや祝福したりすべきではありません。
カナダはハマスが行ったテロ攻撃を明白かつ最も強い表現で非難します。我々はイスラエルとともにあり、国際法に則り自衛するイスラエルの権利を支持することを、改めて表明します。