シャドーイング編

no.15シャドーイング編 アザール米厚生長官 新型コロナウィルス対策会見 Press Briefing by Secretary for Health and Human Services Alex Azar on Novel Coronavirus Outbreak

こんにちは!本日もリスニング日和ですね! 今回のリスニング日和は、米国の新型コロナウィルス対策response to novel coronavirus outbreakについて会見を行った厚生省HHS(Department of Health and Human Services)のアザール長官Secretary for Health and Human Servicesです。今回はアザール長官の会見導入部分を使います。トランプ大統領が新型コロナウィルス対策を行う関係省庁の対策部会を設置し、その中心となっているのがHHSのアザール厚生長官です。かなり話すスピードは速いですが超綺麗な発音で聞き取りやすく、まるでアナウンサーのようです。滑らかについていけるまで練習すれば、早いネイティブ英語の聞き取り&即理解の力になるはず。頑張ってください!

ネイティブ英語の聞き取りを強化するシャドーイング編。<一語一句精密に聞きとる力>を鍛えましょう。単語1つ1つをセパレートして聞きとれるようになったら成長を実感できるはず。

<1回聞いただけで瞬時に理解する力>を鍛えるリプロダクション編はこちら

準備:ヘッドホンをつける。自分の声を録音するレコーダー。 (英文スクリプトと日本語訳は一番最後にあります。必要に応じプリントアウトをして下さい。)

今回は最初の3分14秒くらいまでを使用します。

①First Shadowing

英語音声を再生し、スクリプトは見ず、聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音する。腕試しです。ここではまだ自分の声を録音する必要はありません。

シャドーイングの詳しい説明はこちら

②Transcript Check

英文スクリプトを見ながら英語音声を聞き、内容を確認する。

③Trial Shadowing & Performance Check 

英語音声を再生し、スクリプトは見ないで再度シャドーイング。聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音する。しっかり発音できているか、抜けている音はないか、聞きとれていない箇所はないか、確認するため、自分の声を録音しておき、スクリプトと照らし合わせてチェックする。

④Training Shadowing ここが一番重要!

③で正確に発音できなかった部分を再度練習する。必要ならスクリプトを見ながらシャドーイングして、最終的にスクリプトを見ないでもついていけるまで練習する。自分の声を録音して確認する。

録音を確認する際は、奇妙なスピーキングになっていないか、気を付けてください。早口の英語にシャドーイングでついていけても、早回しのテープ(テープを知らない世代だとピンとこないかな?)のような話し方ではダメ。アザール長官のように滑らかにしゃべれるよう練習して下さいね。

そこまで上達するには、かなりの集中力と繰り返し練習が必要。1回でこなす分量を30秒ずつぐらいの短めにしておいて、1週間かけて3分を仕上げるくらいでよいと思います。

⑤Final Shadowing 

仕上げのシャドーイング。英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングする。録音した自分のパフォーマンスを再生しチェックする。

リプロダクション編はこちら!

リスニング日和でリスニング習慣、頑張ってください! 以下、スクリプトと抄訳です。

Good afternoon, everyone, and thank you for joining us here today. This briefing from President Trump’s novel coronavirus task force aims to do two things: we want to provide an update on the novel coronavirus, and we want to provide the latest on the extensive, aggressive actions that the President has taken to keep Americans safe and respond to the outbreak.

Following my remarks, you will hear from Dr. Robert Redfield, the Director of the Centers for Disease Control and Prevention; Dr. Tony Fauci, the Director of the National Institute of Allergy and Infectious Diseases; Deputy Secretary of State Stephen Biegun; Acting Deputy Secretary of Homeland Security Ken Cuccinelli; and Assistant Secretary of Transportation Joel Szabat. We’re also joined by HHS’s Assistant Secretary for Preparedness and Response, Dr. Robert Kadlec.

First we want to send our sympathies to everyone in the United States, in China, and elsewhere in the world who have been sickened by the virus or seen loved ones fall ill. I want to emphasize how grateful we are to those responding to the outbreak in China and around the world.

As I said last week, we are working as quickly as possible on the many unanswered questions about the virus. That includes exactly how rapidly it spreads, how deadly it is, whether it is commonly transmitted by patients who are not yet displaying symptoms, and other issues. There have now been 12 confirmed cases of the novel coronavirus here in the United States, including two cases of transmission to people who had not recently been in China.

Right now, our scientists and public health experts are trying to learn more about the virus using the data we have from China and the cases we have. In the very near future, we hope, they will be able to work with their Chinese counterparts and other international experts on the ground in China.

Even as we endeavor to answer these important questions, our assessment of the immediate risk to the American public from this virus remains the same as last week. Although the virus represents a potentially very serious public health threat, and we expect to continue seeing more cases here, the immediate risk to the American public is low at this time.

Now, as we’ve said, our top priority is keeping the risk to the American public low, and we’re working on all fronts to do that. The President takes his responsibility to the health and safety of the American people extremely seriously.

The State Department, HHS, and other agencies have been working to help Americans repatriate from Wuhan if they so desire. Here at home, state and local public health departments are working with CDC to follow the playbook for an infectious disease response: identify, diagnose, isolate, treat, contact trace.

皆さん、こんにちは。本日はお集まり頂き有難うございます。 トランプ大統領の新型コロナウィルス対策部会の今回のブリーフィングは以下の2つの目的があります。新型コロナウィルスに関する最新情報を提供すること、そして、大統領が感染発生に対処し、国民の安全を守るために講じている広範かつ強力な対策について最新情報を提供することです。

私からの説明の後、CDC疾病対策センターのロバート・レッドフィールド所長、国立アレルギー感染症研究所のトニー・ファウチ所長、スティーブン・ビーガン国務副長官、ケン・クチネッリ国土安全保障副長官代行、及び、ジョエル・ザバット運輸次官補からお話いたします。 またロバート・カドレック事前準備対応担当厚生次官補も同席しています。

まず、米国、中国、そして世界各地の患者さんとそのご家族にお見舞い申し上げます。中国を始め世界で対応に立っている方々に対する感謝の気持ちを改めて伝えたいと思います。

先週も申し上げた通り、我々はこのウィルスに関する多くの解かれていない疑問を可及的速やかに解消するべく努力しているところです。例えば、ウィルス拡散のスピード、毒性、無症状の人からの感染の頻度といったことです。 米国での感染確認は12件、うち2件は最近の中国渡航歴がない人です。 現在米国側の科学者と公衆衛生の専門家が、中国提供のデータ及び米国国内の症例を分析し、ウィルス研究を進めています。極めて近い将来、米国側の専門家が中国やその他世界の専門家と現地中国で共同研究ができるようになることを望んでいます。

こうした重要な疑問の答えを探す努力を続けていますが、我々のアメリカ国民への直接的リスクについての見解は先週から変更ありません。 新型コロナウィルスは極めて深刻な公衆衛生上の脅威となる可能性があり、米国での感染者数は増加すると想定していますが、アメリカ国民に対する直接的リスクは現時点では低レベルです。

申し上げた通り、政府の最大の課題はアメリカ国民に対するリスクを抑制することであり、そのために全方位から対策を打っています。大統領は国民の健康と安全を守る責任を極めて深刻に受け止めています。

国務省と厚生省を含む関係省庁は希望者の武漢からの帰国支援にあたってきました。国内では州および地方自治体の公衆衛生当局がCDCと協力して感染症発生時の手順、すなわち発見、診断、隔離、治療、接触者の追跡を実行しています。

no.15シャドーイング編 アザール米厚生長官 新型コロナウィルス対策会見 Press Briefing by Secretary for Health and Human Services Alex Azar on Novel Coronavirus Outbreak はコメントを受け付けていません