シャドーイング編

no.23シャドーイング編 マイク・ポンペオ米国務長官Sec. Of State Mike Pompeo’s Remark on Coronavirus Responsibility

こんにちは!本日もリスニング日和ですね!

今回のリスニング日和は、米国のマイク・ポンペオ国務長官が記者会見で行った発言です。例によって新型コロナウィルス関連なのですが、この発言で特徴的なのが新型コロナウィルスを発生源の武漢を冠して“Wuhan Virus武漢ウィルス“の名称で呼んでいる点。この会見と同日に行われたオンラインG7で米国が“武漢ウィルス”の名称を使うことにこだわったけれどG7の同意は得られなかった、という点について記者に質問された時の答えの一部がこの発言です。ポンペオさんはとても早口ですが、だいたいの時は分かりやすい話をしてくれます。長官になる前は上院議員だった人で、プロンプターを読まなくても適切な語彙を用い自分の考えをそこそこの長さにまとめる能力は、政治家ならでは。国際的に四面楚歌を食らった名称を主張しているところなのに論点を整理して強気に攻めています。リズムよく短文を重ねるやり方も説得力を増します。

ネイティブ英語の聞き取りを強化するシャドーイング編。<一語一句精密に聞きとる力>を鍛えましょう。単語1つ1つをセパレートして聞きとれるようになったら成長を実感できるはず。

<1回聞いただけで瞬時に理解する力>を鍛えるリプロダクション編はこちら

準備:ヘッドホンをつける。自分の声を録音するレコーダー。 (英文スクリプトと日本語訳は一番最後にあります。必要に応じプリントアウトをして下さい。)

①First Shadowing

英語音声を再生し、スクリプトは見ず、聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音する。腕試しです。ここではまだ自分の声を録音する必要はありません。

シャドーイングの詳しい説明はこちら

②Transcript Check

英文スクリプトを見ながら英語音声を聞き、内容を確認する。

③Trial Shadowing & Performance Check 

英語音声を再生し、スクリプトは見ないで再度シャドーイング。聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音する。しっかり発音できているか、抜けている音はないか、聞きとれていない箇所はないか、確認するため、自分の声を録音しておき、スクリプトと照らし合わせてチェックする。

④Training Shadowing ここが一番重要!

③で正確に発音できなかった部分を再度練習する。必要ならスクリプトを見ながらシャドーイングして、最終的にスクリプトを見ないでもついていけるまで練習する。自分の声を録音して確認する。

けっこう早口ですよね。いきなり完璧なシャドーイングをするのは難しいと思います。1分半強ある音声ですが、15秒分くらいずつ練習してはいかがでしょうか。今日は最初の15秒を完璧にマスターし、明日はその復習と次の15秒を。1週間で全部できるようになればよいです。ちなみにポンペオさんの音声とスクリプトは米国務省のHPでも豊富にあります。ポンペオさんだけで良ければいくらでも練習に使えますね!

⑤Final Shadowing 

仕上げのシャドーイング。英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングする。録音した自分のパフォーマンスを再生しチェックする。

リプロダクション編はこちら!

リスニング日和でリスニング習慣、頑張ってください! 以下、スクリプトと抄訳です。

You’ll recall, too, at the beginning of this, when it was clear that this was an issue, China knew about it, they were the first country to know about the risk to the world from this virus, and they repeatedly delayed sharing that information with the globe.

So yes, we desperately want to work with every country around the world. This is a global pandemic; this is something the United States wants to work with every country, including China, to figure out how to resolve to keep as many people alive, as many people as healthy, and then to restore our economies that have been decimated by the Wuhan virus.

This isn’t a time for blame; this is a time to solve this global problem. We are focused on that today. It’s where the G7 members spent all of their time. But every one of the nations that was at that meeting this morning was deeply aware of the disinformation campaign that the Chinese Communist Party is engaged in to try and deflect from what has really taken place here.

Today is not the day for recriminations and accountability. We need to make clear that the information that is available to everyone in the world is available. That means full transparency by everyone, including by the Chinese Communist Party. This is a continuing challenge.

We still need good information from the Chinese Communist Party about what has taken place there and the level of the virus that continues inside of that country. We need accurate, transparent information just like we’re demanding from every country around the world.

But there will be a right time. After we’ve managed to address this crisis, after we’ve managed to get these economies back on their feet, there’ll be a time for the world to evaluate responsibility for what took place.

皆さんもご記憶にあると思いますが、流行開始当初、新型コロナウィルスの問題が判明した時、このウィルスがいかに世界にとって危険か、いち早く知っていたはずなのに、中国は世界との情報共有を再三先送りしました。

米国は全世界の国々との協力を切実に求めています。これはパンデミックです。ゆえに米国は出来る限り多くの人の命と健康を守り、さらに武漢ウィルスによって打撃を受けた我々の経済を回復するため、中国を含む全ての国と、協力をしたいと考えます。

今は非難をすべき時ではなく、この世界規模の問題を解決すべき時です。今我々はそこに集中しています。G7のメンバーは全ての時間をそこに投じています。しかし真実から目をそらすための中国共産党によるディスインフォメーション活動を、本日午前の会議に出席したすべてのメンバーが十分に承知しています。

今日は非難をし責任を追及する日ではありません。我々は世界の全ての人のための情報を確実に届くようにしていかねばなりません。つまり、中国共産党を含む全ての人が、完全な透明性を求められるということです。引き続きこの点が問題となります。

現在でも、中国国内の状況、いまなお続く中国での感染拡大の深刻さについて、中国共産党から良質な情報を得る必要があります。米国が世界の他の国にも求めているのと同様に正確で透明性の高い情報を、中は提供する必要があります。/ とはいえ、その時は今後やってきます。この危機を乗り越え、経済を立て直した後、世界は、いったい本当は何が起きたのか、責任の所在を検討する時がやってくるでしょう。

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