シャドーイング編

no.31シャドーイング編 レディ・ガガLady GaGa Talks About Mental Health

こんにちは!本日もリスニング日和ですね

今回のリスニング日和は、米国の有名司会者オプラ・ウィンフリーさんによる歌手のレディ・ガガさんのインタビューです。若者のメンタルヘルス問題について話を聞いており、レディ・ガガさんは自身が苦しんだ経験をもとに取り組むべき課題を指摘しています。発話中に出てくるGenZとはGeneration Z「Z世代」と呼ばれる概ね1997年以降産まれの若者たちを指します。「ミレニアル世代」はもう育ってしまったのですね。

ネイティブ英語の聞き取りを強化するシャドーイング編。<一語一句精密に聞きとる力>を鍛えましょう。単語1つ1つをセパレートして聞きとれるようになったら成長を実感できるはず。

<1回聞いただけで瞬時に理解する力>を鍛えるリプロダクション編はこちら

準備:ヘッドホンをつける。自分の声を録音するレコーダー。 (英文スクリプトと日本語訳は一番最後にあります。必要に応じプリントアウトをして下さい。)

今回は冒頭から1分40秒程度の音声を使って練習します。

①First Shadowing

英語音声を再生し、スクリプトは見ず、聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音する。腕試しです。ここではまだ自分の声を録音する必要はありません。

シャドーイングの詳しい説明はこちら

②Transcript Check

英文スクリプトを見ながら英語音声を聞き、内容を確認する。

③Trial Shadowing & Performance Check 

英語音声を再生し、スクリプトは見ないで再度シャドーイング。聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音する。しっかり発音できているか、抜けている音はないか、聞きとれていない箇所はないか、確認するため、自分の声を録音しておき、スクリプトと照らし合わせてチェックする。

④Training Shadowing

ここが一番重要! ③で正確に発音できなかった部分を再度練習する。必要ならスクリプトを見ながらシャドーイングして、最終的にスクリプトを見ないでもついていけるまで練習する。自分の声を録音して確認する。

いかがですか? レディ・ガガさんの綺麗で聞きやすい発音をしっかり真似して、ネイティブのクリアなスピーキングを吸収していきましょう。また、今回の音声は完成された文章で構成するスピーチとは異なり、完全にアドリブです。カチカチに内容を詰め込んだ契約書みたいな口調ではありませんね。簡単な短い文章をいくつかつなげる方法は、幼く知的ではないと感じる必要はありません。人の心を掴むのは、小難しい文章ではなく、そういうシンプルな言い回しかなのかもしれませんね。

⑤Final Shadowing 

仕上げのシャドーイング。英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングする。録音した自分のパフォーマンスを再生しチェックする。

リプロダクション編はこちら!

リスニング日和でリスニング習慣、頑張ってください! 以下、スクリプトと抄訳です。

OPRAH:What kept you getting up? 

LADY GAGA: All of you. And women like you. Faith. Inspiration. Hope. 

And I also have to say, I have to say it, and I know that this is controversial in a lot of ways, but medicine really helped me.

And I,,, I think a lot of people are afraid of medicine for their brains to help them. And I really want to just erase the stigma around this because I am sick of saying it over and over and over again. And also, by the way, if your primary care doctor is—is prescribing you an antidepressant and—an antidepressant, this should not be happening. Your primary care doctor should be introducing you to a psychiatrist who is an expert in brain medication.

And what—what moves me so much in this space, and why I want to work so heavily and much more thoroughly through it in the future, is that not everybody has access to these things. And not everybody has the money for these things. 

And I want the money for it, I want the best doctors in the world, and I want us to understand the brain and all get on the same page about it so that GenZ does not have to deal with this the way that we are right now. Mental health is a crisis. 

オプラ・ウィンフリー:なぜ自分はポジティブでいられたのだと思いますか?

レディ・ガガ:皆さんがいたから。それと、あなたのような女性がいたから。信念。励まし。希望。

それともう1つ言わなくてはいけません。色々な意味で議論を呼ぶことだとは分かっていますが、私は薬(医薬品)に本当に助けられました。

よくなるために脳に効く薬を使うことを、怖がる人は多いと思います。そういう偏見をとにかく消し去りたいと心から思います。同じことを何度も何度も言うのはうんざりしたので。それと、もしあなたがプライマリーケア・ドクターから抗うつ剤を処方されている場合、それはダメです。プライマリーケア・ドクターは、あなたに脳の投薬治療の専門家である精神科医を紹介すべきです。

私がこの問題にここまで力を入れる理由、今後しっかり、もっと徹底的に努力していきたいと思っている理由は、誰もがこうした投薬治療を受けられるわけではないからです。全ての人がこうした投薬治療にお金を出せるわけではないのです。

全ての人が治療を受けられるようにするため、資金が欲しいし、世界最高の医師にいてほしい。全ての人に脳を理解してほしいし、同じ視点を持ってほしい。Z世代が今みたいなやり方をしなくてよいように。メンタルヘルス問題は、危機的状況なのです。

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