no.41シャドーイング編 カービー米国防総省報道官Defense Dept. Spokesperson John F Kirby on Ukraine
こんにちは!本日もリスニング日和ですね!
今回のリスニング日和は、米国防総省のカービー報道官の発言です。ロシア軍が西の隣国ウクライナの国境付近に集結し、侵攻するのではと心配されている中、NATOとともに有事の備えをしますという発表をしています。綺麗に書かれた原稿を早口で読み上げている発言で、すんなり理解するには素早い構文分析と語彙などの背景知識が必要です。なんだけど、こうした分野のこうした声明文は、いつも同じような文型、同じような語彙を使いますので、慣れてしまうと理解しやすいと思います。
ネイティブ英語の聞き取りを強化するシャドーイング編。<一語一句精密に聞きとる力>を鍛えましょう。単語1つ1つをセパレートして聞きとれるようになったら成長を実感できるはず。
<1回聞いただけで瞬時に理解する力>を鍛えるリプロダクション編はこちら
準備:ヘッドホンをつける。自分の声を録音するレコーダー。 (英文スクリプトと日本語訳は一番最後にあります。必要に応じプリントアウトをして下さい。)
冒頭から 1分半程度を使って練習していきます。
①First Shadowing 録音なし
まずは腕試し。スクリプトを見ずに初見シャドーイングをしてどこまでついていけるか、挑戦してください。ここではまだ自分の声を録音する必要はありません。英語音声を再生し、聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音するよう心がけましょう。
しっかりついていけたかな?おいてかれた時は、入れるところから再度インすればよいですよ。
②Transcript Check
英文スクリプトをみながら音声を聞き、内容を確認しましょう。聞こえていなかった単語はありますか?聞こえていたけど口が追い付かなかった部分もチェック。音読して口を慣らすとよいですよ。
③Trial Shadowing & Performance Check
さあ、繰り返し練習です!英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングしましょう。自分の声を録音して、全ての単語を発声できているかチェックしましょう。ついていけなかった部分、聞こえなかった音があれば、やはりスクリプトを音読してから再度挑戦するとやりやすいと思います。
④Final Shadowing
最後に仕上げのシャドーイングを。英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングします。この④は、翌日復習のために行うのもよいですよ。英語の音を耳で覚える、記憶の定着です。
丁寧にやってみると、結構骨の折れる作業ですね。でも割いた労力の文だけ、リスニング力がアップしているはず。マスターできるまで、繰り返し練習してみてくださいね。
リスニング日和でリスニング習慣、頑張ってください!
以下、スクリプトと抄訳です。
We remain keenly focused on Russia’s unusual military activities near the Ukrainian border, including in Belarus, and consulting extensively with our transatlantic allies and partners. The department continues to support diplomatic efforts to deescalate the situation./
Now as the president has said, even as we continue to prioritize diplomacy and dialogue, we must also increase readiness. In support of its obligations to the security and defense of NATO and the security of its citizens abroad at the direction of the president and following recommendations made by Secretary Austin, the United States has taken steps to heighten the readiness of its forces at home and abroad so they are prepared to respond to a range of contingencies, including support to the NATO Response Force if it is activated./
As you have heard me describe many times, our commitment to the security of NATO allies and our Article 5 commitment are ironclad. As the president has also made clear, the United States will act firmly in defense of its national interests in response to actions by Russia that harm us, our allies, our partners./
As part of that commitment, the Department of Defense maintains significant combat-capable forces forward in Europe to deter aggression and enhance the alliance’s ability to defend allies and defeat aggression if necessary./
我々は引き続き、ロシアおよびベラルーシのウクライナ国境における通常とは異なる軍事活動を注視し、欧州の同盟国やパートナー国と十分な協議を行っていきます。国防総省は今後も緊張緩和の外交的努力を支援していきます。/
外交と対話を最重要視するのは大統領も述べた通りですが、同時に即応体制を強化することも必要です。NATO北大西洋条約機構加盟国の安全保障と防衛、および、在外市民の安全を守る義務を支持する立場から、大統領の指示をうけ、またオースティン国防長官の勧告に従い、NATO即応部隊の出動が決定した際にいかなる有事にも対応できるよう、国内外の部隊の体制を強化する措置を取りました。/
私が何度も申し上げた通り、我々のNATO同盟国の安全保障と第5条に対するコミットメントは絶対です。ロシアが米国、米国の同盟国およびパートナー国に損害を与える行動をとった場合、国益を守るため断固たる行動を取ることは、大統領が明確に述べた通りです。/
このコミットメントの一環として、国防総省は侵攻を抑止するため欧州における相当の規模の前方戦闘部隊を維持し、同盟国の集団防衛能力を強化し、そして必要であれば侵攻を阻止します。/