no.43シャドーイング編 オースティン米国防長官Secretary of Defense Lloyd Austin on Ukraine
こんにちは!本日もリスニング日和ですね!
今回のリスニング日和は、米国のオースティン国防長官の発言です。No.41、42のカービー国防総省報道官の会見の数日後に行われた、ミリー統合参謀本部議長との合同会見の時の発言です。ロシア軍によるウクライナ侵攻間近か?!と言われる中で、米国がどのような備えをしているのかを説明しています。比較的ゆっくり話してくれる人ですし、カービー報道官の発言でのシャドーイング・リプロダクションをこなした後であれば、国防総省関連の文章も軽くこなせるのではないかと思います。それにしても、米国の国防長官って代々ほんとに強そうですよね。ケンカ弱そうな人見たことありません。当たり前ですが。ケンカなんてしないか。
ネイティブ英語の聞き取りを強化するシャドーイング編。<一語一句精密に聞きとる力>を鍛えましょう。単語1つ1つをセパレートして聞きとれるようになったら成長を実感できるはず。
<1回聞いただけで瞬時に理解する力>を鍛えるリプロダクション編はこちら
準備:ヘッドホンをつける。自分の声を録音するレコーダー。 (英文スクリプトと日本語訳は一番最後にあります。必要に応じプリントアウトをして下さい。)
冒頭から 1分45秒程度を使って練習していきます。
①First Shadowing 録音なし
まずは腕試し。スクリプトを見ずに初見シャドーイングをしてどこまでついていけるか、挑戦してください。ここではまだ自分の声を録音する必要はありません。英語音声を再生し、聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音するよう心がけましょう。
しっかりついていけたかな?おいてかれた時は、入れるところから再度インすればよいですよ。
②Transcript Check
英文スクリプトをみながら音声を聞き、内容を確認しましょう。聞こえていなかった単語はありますか?聞こえていたけど口が追い付かなかった部分もチェック。音読して口を慣らすとよいですよ。
③Trial Shadowing & Performance Check
さあ、繰り返し練習です!英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングしましょう。自分の声を録音して、全ての単語を発声できているかチェックしましょう。ついていけなかった部分、聞こえなかった音があれば、やはりスクリプトを音読してから再度挑戦するとやりやすいと思います。
④Final Shadowing
最後に仕上げのシャドーイングを。英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングします。この④は、翌日復習のために行うのもよいですよ。英語の音を耳で覚える、記憶の定着です。/
丁寧にやってみると、結構骨の折れる作業ですね。でも割いた労力の文だけ、リスニング力がアップしているはず。マスターできるまで、繰り返し練習してみてくださいね。
リスニング日和でリスニング習慣、頑張ってください!
以下、スクリプトと抄訳です。
So let me be clear on where things stand today.
First, conflict is not inevitable. There is still time and space for diplomacy. The United States, in lockstep with our allies and partners, has offered Russia a path away from crisis and toward greater security, and the Department of Defense will continue to support those diplomatic efforts.
Second, the United States remains committed to helping Ukraine defend itself through security assistance material, and since 2014, we’ve committed more than $2.7 billion in security assistance to Ukraine. That includes more security assistance to Ukraine in the past year, $650 million, than at any previous time.
And so in December, President Biden authorized $200 million in assistance, which included additional Javelins and other anti-armor weapons, grenade launchers, large quantities of artillery and small arms ammunition and other equipment. Those deliveries are ongoing. Indeed, another shipment just arrived today.
And third, the United States will stand shoulder to shoulder with our NATO allies. That includes reinforcing security on NATO’s Eastern Flank, and as you know, we’ve placed thousands of U.S. troops on prepare to deploy orders earlier this week. If NATO activates its response forces, these troops will be ready to go.
本日時点での状況について説明します。
まず、紛争は不可避ではありません。外交の余地と時間はまだあります。米国は同盟国およびパートナー国とともに、危機から脱出し安全保障を強化する道をロシアに提案しました。国防総省はこうした外交努力を引き続き支援していきます。
次に、米国は今後も安全保障物資の提供によるウクライナの防衛支援を続けます。米国が2014年以降約束したウクライナへの安全保障援助は27億ドルを超えます。去年の支援額は過去最高の6億5千万ドルに上ります。
去る12月には、バイデン大統領が総額2億ドル相当の追加のジャブリンミサイル等の対戦車兵器、グレネードランチャー、大量の迫撃弾や小火器用弾薬、その他の装備の提供を承認しました。これらの支援品はすでに輸送に入っており、本日も一部が到着したところです。
さらにもう1点、米国はNATOの同盟国と一丸となって立ち向かうでしょう。NATO東翼の安全保障強化もその一環であり、ご存じのように、今週、数千人の部隊に配備準備命令が出されました。NATO即応部隊発動の際には、この部隊が派遣されます。