シャドーイング編

no.49シャドーイング編 タイガー・ウッズ 殿堂入り受諾スピーチ Tiger Woods’ Hall of Fame Acceptance Speech

こんにちは!本日もリスニング日和ですね!

今回のリスニング日和は、ご存じゴルフ界のレジェンド、タイガー・ウッズのスピーチです。ゴルフ殿堂入りの式典で行ったスピーチで、初めてゴルフを始めた子供時代を語ります。人前で楽しい話をするのは手慣れたもので、会場の皆さんも話に引き込まれている様子。小難しい真面目なスピーチではなく、フランクな風合いです。ゴルフで小遣い稼ぎをしたことをお父さんに叱られて、もうしませんというのですが、屁理屈をこねて毎週稼いだ話をしています。15分強あるスピーチの冒頭を使って練習しますが、是非残りの部分もお楽しみください。今回から殿堂入りの対象が以前より引き下げられており、46歳での栄誉となりました。スピーチの前にウッズを紹介するプレゼンターを、娘さんのサムが努めまして、お父さん思わず泣いてしまいました。最初のところでThank you, Samといっているのは、お嬢さんに対する言葉ですね。

ネイティブ英語の聞き取りを強化するシャドーイング編。<一語一句精密に聞きとる力>を鍛えましょう。単語1つ1つをセパレートして聞きとれるようになったら成長を実感できるはず。

<1回聞いただけで瞬時に理解する力>を鍛えるリプロダクション編はこちら

今回は冒頭から4分弱を使って練習します。いつもより少し長めです。軽いテイストなので、多分だいじょうぶ。

準備:ヘッドホンをつける。自分の声を録音するレコーダー。 (英文スクリプトと日本語訳は一番最後にあります。必要に応じプリントアウトをして下さい。)

①First Shadowing 録音なし

まずは腕試し。スクリプトを見ずに初見シャドーイングをしてどこまでついていけるか、挑戦してください。ここではまだ自分の声を録音する必要はありません。英語音声を再生し、聞こえてきた音をしっかり声を出して正確に発音するよう心がけましょう。

しっかりついていけたかな?おいてかれた時は、入れるところから再度インすればよいですよ。

シャドーイングの詳しい説明はこちら

②Transcript Check

英文スクリプトをみながら音声を聞き、内容を確認しましょう。聞こえていなかった単語はありますか?聞こえていたけど口が追い付かなかった部分もチェック。音読して口を慣らすとよいですよ。

③Trial Shadowing & Performance Check 

さあ、繰り返し練習です!英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングしましょう。自分の声を録音して、全ての単語を発声できているかチェックしましょう。ついていけなかった部分、聞こえなかった音があれば、やはりスクリプトを音読してから再度挑戦するとやりやすいと思います。

④Final Shadowing 

最後に仕上げのシャドーイングを。英語音声を再生し、スクリプトは見ないでシャドーイングします。この④は、翌日復習のために行うのもよいですよ。英語の音を耳で覚える、記憶の定着です。

丁寧にやってみると、結構骨の折れる作業ですね。でも割いた労力の文だけ、リスニング力がアップしているはず。マスターできるまで、繰り返し練習してみてくださいね。

リプロダクション編はこちら!

リスニング日和でリスニング習慣、頑張ってください!

以下、スクリプトと抄訳です。

Thank you.

Crap, I just lost a bet to Stricker that I wouldn’t cry.

Thank you, Sam.

All the inductees, all the people who — all the past Hall of Famers who are here, players, the World Golf Hall of Fame committee, thank you for inducting me and passing me in here. Jay, thank you for moving the age down from 50 to 45.

I’m going to start kind of retro, so I’m going to go at 6 years old, so 40 years ago. So at 6 years old I was getting hooked to the game of golf. My dad was playing, and he was a member and was able to play at what was called the Navy Golf Course in Long Beach, California. In order to play as a dependent, you had to be 10 years old or older. Obviously, I did not fit that criteria. So in order for me to kind of play in the game, we found a par-3 course at Heartwell Golf Park in Long Beach.

So my mom took me there, and a pro, Rudy, at the time, my mom was like, hey, can my son play here and practice here a little bit? Okay, let me see him hit a few shots. Well, I hit a few shots, and he says, okay, he’s got unlimited balls. So that’s where I ended up starting playing.

So fast forward a couple years, I’m now 8 years old. I’d be dropped off — one of the great things about playing at Heartwell, they had a tournament every Saturday. So I spent the week practicing at the park right down the street. So my dog Boom-Boom and I, which I named after Freddy, we’d go down to the park. I’d hit balls in the dark, in the grass, through trees, in the sand, through the hula hoops, everything. So my dog, I’d only hit two golf balls. He would go lay down next to each one of them. Well, that’s kind of how I learned to play the game of golf.

Well, at the age of 8, my mom during those tournament days was so supportive and so great, she would give me 75 cents. So 75 cents would allow me to buy a hot dog, and then 25 cents would be used to use the pay phone to call her to come pick me up. If the pay phone swallowed it, I had a backup.

Well, that backup then turned into putting contests, which I ended up pocketing a few more quarters, which led into skins games, which led into dad’s finding out why — okay, how did you get more quarters?

Then he’d say, okay, well, you can’t putt for quarters.

Fine, done, I won’t putt for any more quarters.

I come home a week later, I’ve got a pocket full of dollars.

I told you not to putt for quarters.

I didn’t.

Okay. No more putting for money.

Done.

Next week, come home with a pocket full of dollars.

He said, I thought I told you never to putt for money again.

I didn’t. I went out and played skins.

有難う。

くっそー、泣かない方に賭けてたのに、(スティーブ・)ストリッカーに負けました。

有難う、サム。

今回殿堂入りしたすべての皆さん、会場にお越しの殿堂入りゴルファーの皆さん、選手の皆さん、世界ゴルフ殿堂委員会の皆さん、私の殿堂入りを承認し、このような機会をくださったことに感謝します。ジェイ(モナハンPGAコミッショナー)、殿堂入り年齢を50から45に変えてくれて有難う。

まずは昔話のようなことから話しましょう。40年前の6歳までさかのぼります。6歳の私はゴルフに夢中でした。父がゴルフをやっていて、カリフォルニア州ロングビーチの海軍ゴルフコースという所の会員で、そこでプレーしていました。そのコースは被扶養者がビジタープレーするのは10歳以上でしたので、私はまだ年が足りませんでした。それで、6歳でもプレーできる、ロングビーチのハートウェル・ゴルフパークというパー3のコースをみつけました。

母に連れていってもらい、そこのプロだったルディに、息子に少し練習させてもらえるかと聞いたんです。すると彼は、よし、ちょっと打ってみて、というので、何本かスウィングしたところ、何球でも打っていいぞ、と言ってくれました。それで、そのコースでプレーを始めることになりました。

それから2年経って8歳の時です。ハートウェルのよいところは、毎週土曜にトーナメントを開催していたことでした。平日、自宅のすぐ近所にあるハートウェルで練習しました。フレディ(ブンブン丸ことフレッド・カプルズ)から名前を取った、犬のブンブンを連れて行っていました。ボールを2つしか持っていなくて、グラス、森、サンド、フラフープ、あらゆるものにとにかくボールを打ち込むと、ブンブンがボールを見つけて隣に座りました。まあ、そんな風に私はゴルフを学んでいきました。

その8歳の時、毎週トーナメントに行く時、母から毎週75セントずつお小遣いをもらっていました。母は本当に優しくて素晴らしかったです。その75セントで、ホットドッグを1つ買い、残りはお迎えを呼ぶときの電話代25セントと、電話で失敗して硬貨が戻ってこなかった時の予備の25セントでした。

その予備費をパッティングコンテストに投じて、25セント硬貨が何枚かに増えて、またそれをスキンズゲームに投じて、とやっていたら、やがて父にばれまして、なんで25セント硬貨が増えているんだということに。

もうパッティングで25セント硬貨をもらってはいけません、と言われました。

分かった、もうしない、25セント硬貨のためにパットはしません。

1週間後、私はポケットいっぱい1ドル硬貨を持って帰りました。

25セント硬貨のためにパッティングをしてはダメだといっただろう。

してません。

もうパッティングでお金をもらってはだめだぞ。

わかった。

次の週、私はポケットいっぱい1ドル硬貨を持って帰りました。

パッティングでお金をもらってはだめだといっただろう。

してません。スキンズゲームです。

no.49シャドーイング編 タイガー・ウッズ 殿堂入り受諾スピーチ Tiger Woods’ Hall of Fame Acceptance Speech はコメントを受け付けていません